Yoshitake Hashimoto

読書メモ 読書を繋ぐ 繋げる読書 交差する思想

リベラリズムの終わり その限界と未来 萱野稔人著

フーコードゥルーズ=ガタリを軸にした国家論、暴力論で著名な哲学者によるリベラリズム限界論。

 

リベラリズムの限界とは、その社会の規範意識を超えることはなく、社会の最高原理とはけっしてなり得ないことだ。
なぜ、リベラル派が欺瞞的にみえ凋落著しいのか?
それはリベラリズム金科玉条にし、その限界に無自覚だからと言う。

 

パイの縮小による危機意識とそれによる「右傾化」現象の分析、また「右」「左」の政治的立場を排した分配の最適化論は以前、別書でも言及していたが、理想主義を排した地に足の付いた論考。


ポストトゥルースと併せて考えたい。。

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